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中途採用が難しい理由|エンジニアを中途採用するメリット・デメリットや対策を解説

すでに職歴を有している人材を確保する「中途採用」には、多くのメリットがあります。即戦力となる人材を確保できれば、職場での活躍に期待できるでしょう。しかし、どのように中途採用を進めるべきなのか、明確に理解しきれていないケースも多いです。本記事では、エンジニアの中途採用を行うメリットやデメリット、採用が難航するときの対策について詳しく解説します。

目次[非表示]

  1. 1.中途採用とは
  2. 2.中途採用が難しい理由
    1. 2.1.エンジニアの有効求人倍率は上昇している
  3. 3.エンジニアを中途で採用するメリット
    1. 3.1.即戦力人材を採用できる
    2. 3.2.自社にないノウハウを活用できる
    3. 3.3.研修にかかる費用を抑えられる
    4. 3.4.人材育成のコストを抑えられる
    5. 3.5.必要に応じて採用が可能
  4. 4.エンジニアを中途で採用するデメリット
    1. 4.1.大量に採用するのが難しい
    2. 4.2.中途採用者の社風理解に時間がかかる
    3. 4.3.高めの給料を設定がされることがある
  5. 5.エンジニア採用が難航する時の対策
    1. 5.1.採用手法を増やす
    2. 5.2.リモートワークを導入する
    3. 5.3.自社にマッチするペルソナの設定を行う
  6. 6.まとめ

中途採用とは

中途採用とは、すでに社会人として働いている人を対象に採用する方法を意味します。経験豊富な人材を迎え入れるために、人事戦略として多くの企業で活用されています。中途採用の際には専門のエージェントを利用したり、転職サイトや求人情報サイトのシステムを活用したりします。

中途採用は新卒採用と異なり、これまでの経験やスキル、キャリアプランなどが重要です。採用側は評価軸をしっかりと設定し、必要な人材を明確にする必要があります。

中途採用が難しい理由

中途採用は多くのメリットを持つ採用方法ですが、採用難易度は高めとなっています。中途採用に向けての対策や準備が不十分だと、時間とコストをかけても求める結果を得られないケースも多いです。中途採用が難しいといわれる理由には、エンジニア不足と競争率の高さが背景にあります。エンジニアとして即戦力で働ける人材は、決して多くありません。

そのうえで、需要が高いため、多くの企業と希少な中途採用取り合う結果となり、採用が難しくなっています。

エンジニアの有効求人倍率は上昇している

企業側は長期的な視点での人材育成が難しいため、短期的な業務に即した能力を求めることが多いです。しかし、中途採用者は新しい職場に適応する必要があるため、早期に結果を出すことが難しいこともあります。加えて、エンジニアの有効求人倍率は、近年上昇の傾向にあります。求人票には非公開求人も多く、求職者側も転職のために多くの労力や時間を必要とするため、両者にとってハードルが高いという側面もあります。

エンジニアを中途で採用するメリット

エンジニアを中途採用することには、さまざまなメリットがあります。以下では、中途採用でエンジニアを確保するメリットについて解説します。

即戦力人材を採用できる

即戦力人材を採用できる点は、エンジニアを中途採用するメリットの1つです。中途採用では、経験やスキルを持った人材をターゲットに採用活動を実施します。育成にかける時間が削減できるため、スムーズに職場で活躍してもらえる可能性が高いです。即戦力となる人材の確保は、職場の生産性向上につながり、業務の質を高められるメリットもあります。

自社にないノウハウを活用できる

中途採用は、自社にないノウハウを取り入れるきっかけにもなる採用方法です。新しい技術や開発手法など、専門知識を持つ人材が加わることで、自社の技術力や生産性を向上させることが可能です。既存の社員にとっても、中途採用者のスキルからさまざまなことを学べる可能性があります。新しい知見を取り入れて、市場競争力を高められます。

研修にかかる費用を抑えられる

中途採用したエンジニアの多くは、すでにスキルを習得しているため、研修期間が短くて済みます。研修にかかる費用を抑えられる点も、中途採用を実行するメリットの1つです。新しい知識や技術を取り入れやすいため、組織の成長に貢献できる可能性が高い点も魅力です。採用コストを抑えるためには、中途採用における求める人材像を明確に設定し、採用プロセスをスムーズに進められる準備をすることが重要です。

人材育成のコストを抑えられる

中途採用では、すでに経験を積んでいる人材が対象となるケースが一般的なため、新卒採用よりも人材育成にかかるコストも抑えられます。新卒採用の場合、未経験者に対して研修やOJTが必要になるため、戦力として育つまで多くの時間と費用がかかります。その点、中途採用では最小限の教育と引き継ぎで済むケースがあるため、人材育成に必要なコストを抑えつつ、効率的に人材を確保できます。

一方で、中途採用者に対してサポートをまったく行わないと、早期離職の原因になり得るため注意が必要です。

必要に応じて採用が可能

企業が急速に成長している場合や、新しいプロジェクトを開始する場合など、必要なタイミングで採用ができる点も中途採用のメリットといえます。予定よりも早くエンジニアが退職する場合にも、中途採用で迅速に対応することが可能です。新卒採用の場合、新人が転職活動を始めるまで待たなければなりません。中途採用なら、採用手法やノウハウがあれば、時期を問わずに採用活動を進められます。

エンジニアを中途で採用するデメリット

エンジニアを中途採用する場合、デメリットに注意が必要です。以下では、中途採用でエンジニアを確保する際のデメリットについて解説します。

大量に採用するのが難しい

エンジニアは、特定の分野の専門的な知識・技術を持っている人材です。その分野に関する知識が自社にないと、採用にあたって選考や面接に時間がかかる可能性があります。そのため、大量採用が難しく、予定していた人数を確保できないケースも多いです。優秀なエンジニアは競争が激しく、時間をかけていると他企業に採用されてしまう可能性もあります。

エンジニアの中途採用を進める際には、求める人材が得意とする分野の知識を学び、スムーズに採用を決められるノウハウが求められます。

中途採用者の社風理解に時間がかかる

中途採用者は、企業の文化やルール、システムなどを理解するための時間が必要です。そのため、即戦力として迎え入れても、一定期間は職場に慣れるために時間を使いましょう。また、中途採用者が従来の社員と協力して業務を遂行するためには、密接なコミュニケーションが重要です。中途採用者と既存社員の間に壁をつくらず、積極的に交流していく環境も整備しましょう。そのほか、中途採用者の受け入れ体制を整えて、社風理解を促進することも求められます。

高めの給料を設定がされることがある

中途採用でエンジニアを採用する際には、既存メンバーよりも高めの給料が設定されることがあります。優秀な中途採用者に対して高めの給料を設定することができない場合、内定が辞退されるケースもあるでしょう。即戦力として期待されることが多いため、経験やスキルに応じた高めの報酬が必要であることや、エンジニア採用市場が厳しいことも、中途採用におけるデメリットの1つです。

エンジニア採用が難航する時の対策

エンジニアの中途採用が難航する場合には、具体的な対策を講じる必要があります。以下では、中途採用が難しいときの対策について解説します。

採用手法を増やす

エンジニアの中途採用が難しい場合、求人媒体の種類を増やしたり、SNSやブログなどで情報を発信したりして、より多くの人にアプローチすることが求められます。複数の採用エージェントを活用することでも、採用候補者と出会える可能性が高まります。採用がスムーズに進まないときには、採用手法を増やして、より多くの人材に出会える機会をつくり出すこと対策の一環となります。

リモートワークを導入する

リモートワークを導入することで、場所にとらわれず優秀な人材を確保できます。会社から遠い場所にいるエンジニアも採用対象になるため、ターゲット層を広げられます。オフィススペースや交通費などのコスト削減にもつながるため、多くのメリットがあります。リモートワークの導入には、コミュニケーションやタスク管理の改善が必要です。組織文化の変革も求められるため、早くから準備を進める必要があります。

自社にマッチするペルソナの設定を行う

エンジニアの中途採用が難航する場合、自社にマッチするペルソナの設定ができていない可能性があります。自社の文化や価値観、ビジョンに合致する人材像を設定し、それに基づいた採用活動を行うことが求められます。適切なペルソナを設定することは、採用ミスマッチを防止し、採用効率の向上にもつながります。今一度ペルソナの設定を見直し、具体的なターゲットを想定したうえで中途採用を進めることがポイントです。

まとめ

中途採用とは、すでに社会人としての経験を持つ人材をターゲットにした採用方法です。高いスキルを持つ人材も多く、即戦力として活躍してもらえる可能性もあります。しかし、中途採用にはメリットだけでなくデメリットもあるため、事前に対策を理解しておく必要もあります。まずは中途採用の基本と、メリット・デメリットを参考に具体的な採用計画を立案することがポイントです。

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