Microsoft Autopilotは、Windowsデバイスの展開と管理を簡素化するために開発されたクラウドベースのサービスです。Autopilotを使用すると新しいコンピューターを簡単にプロビジョニングし、エンドユーザーに配布することが可能です。
Autopilotを使用する主な利点は、PCのキッティングを自動化できることです。従来の手動キッティングに比べ、AutopilotではユーザーがPCにサインインするだけで必要なアプリケーションや設定が自動的に適用されます。これにより、IT管理部門は大量のデバイスを迅速かつ一貫した方法で展開できます。
また、Intuneはスマートフォン等のモバイルデバイス管理(MDM)も可能ですので、Windowsデバイスのみならず、スマートフォンも含めたデバイスの管理やセキュリティポリシーの適用も容易に行えます。
Autopilot展開ソリューションを実現すれば、従来の展開作業のコストを大幅に削減できる可能性があります。
また、導入から設置までのさまざまなプロセスを簡略化させることで、エンドユーザに対して素早く端末を届けることが可能になります。
従来のキッティング展開では、マスターPCを作成後、機器の開梱作業や作業スペースへの設置を経て、マスターPCからのクローニング展開を実施していました。
展開後は端末ごとに個別の設定をしたのち、再度梱包、出荷するというプロセスを経てエンドユーザーに届けていました。
Autopilotによる展開では、マスターPCの作成が不要です。
また、開梱や出荷処理といった事務手続きに必要なコストも大幅に削減することが可能です。
ユーザ端末の初期設定はクラウドベースで可能なため、最短のプロセスであれば、工場出荷時に梱包された状態からユーザーの手にわたるまで端末がヒトの手に触れることがない方法で展開する、ゼロタッチ展開が可能になります。
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