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リファラル採用でエンジニアを確保する方法|採用の流れや成功のポイントを解説

エンジニアの人手不足を解消する1つの方法として、リファラル採用に注目が集まっています。社員の紹介を活用するリファラル採用は、採用コスト削減や自社にマッチした人材の確保など多くのメリットがある採用手法です。本記事ではエンジニアをリファラル採用でエンジニアを確保するメリット、採用の手順、制度を成功させるポイントなどを解説します。

目次[非表示]

  1. 1.リファラル採用とはどのような採用方法か
    1. 1.1.リファラル採用を実施している企業は60%を超えている
    2. 1.2.社員から友人や知人を紹介してもらう採用方法
  2. 2.エンジニアはリファラル採用で確保しやすいのか
    1. 2.1.他業種と比較してエンジニアはリファラル採用を活用しやすい
    2. 2.2.エンジニアは転職潜在層が多い
  3. 3.リファラル採用を導入するメリット
    1. 3.1.採用コストを削減できる
    2. 3.2.採用のミスマッチを減らせる
    3. 3.3.転職市場にいない人材にアプローチできる
  4. 4.リファラル採用を利用する際のデメリット
    1. 4.1.採用ニーズにマッチするとは限らない
    2. 4.2.報酬目当てで人材の紹介を繰り返す社員が出る可能性がある
    3. 4.3.リファラル採用で不採用になった場合のフォローを徹底する
  5. 5.リファラル採用を実施する手順
    1. 5.1.1.リファラル採用におけるルールを明確にする
    2. 5.2.2.リファラル採用の採用フローを決める
    3. 5.3.3.リファラル採用について社内で周知させる
  6. 6.リファラル採用を成功させるポイントについて
    1. 6.1.リファラル採用におけるアピールポイントを共有する
    2. 6.2.リファラル採用の報酬を適切に設定する
    3. 6.3.紹介に至るまでの情報を適切に管理する
  7. 7.まとめ

リファラル採用とはどのような採用方法か

リファラル採用を実行するには、具体的にどのような採用方法なのかを事前に把握することが重要です。以下では、リファラル採用の基本を解説します。

リファラル採用を実施している企業は60%を超えている

「エン・ジャパン株式会社」の調査によると、「リファラルによる中途採用を実施したことがある」と回答した企業は62%にものぼります。そのうち実際に制度化している企業は33%、「制度の運用がうまくいっている」と回答した企業は40%でした。こちらの調査結果から、リファラル採用は少しずつ企業に定着しつつあることが分かります。

※参考:リファラル採用(社員紹介)意識調査|エン・ジャパン株式会社

社員から友人や知人を紹介してもらう採用方法

リファラル採用とは、社員から友人・知人を紹介してもらう採用方法です。社員を通して人材の特徴や転職に関する希望、働くことに関する本音などを確認できます。社員と採用したいエンジニアの特徴やスキルを共有しておくことで、リファラル採用による人材確保も安定して実施可能です。

エンジニアはリファラル採用で確保しやすいのか

リファラル採用は、エンジニア採用でよく活用されている採用方法の1つです。以下では、リファラル採用がエンジニアの採用に向いている理由を解説します。

他業種と比較してエンジニアはリファラル採用を活用しやすい

「LAPRAS SCOUT」のアンケート結果によると、「友達の所属している会社に訪問した」エンジニアは35.59%、「友達に人事担当者を紹介してもらった」エンジニアは22.03%となっています。一方、同調査におけるエンジニア以外の職種は、11.68%しか紹介による転職を実施していません。

エンジニアは友人の手を借りるリファラル採用を、他業種と比較して多様していることが分かります。

※参考:【転職時行動の調査レポート】エンジニアはエンジニア以外の職種と比べて、圧倒的に“友達のつて”で転職活動する|HR TECH LAB

エンジニアは転職潜在層が多い

エンジニアは転職に興味がありながら、実際に転職活動をしていない「転職潜在層」が多いです。「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」を参考にすると、「より良い条件を求めて積極的に行いたい」「より良い条件の仕事が見つかれば、考えてもよい」と回答した人が全体の67.4%、約49万人にものぼります。

転職潜在層が多いため求人サイトなどで募集をかけても、優秀な人材に出会いにくいのがエンジニア採用における課題の1つです。そこで、社員のつながりを活用するリファラル採用に注目が集まっています。

※参考:IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果|商務情報政策局 情報処理振興課

リファラル採用を導入するメリット

リファラル採用を導入することには、さまざまなメリットがあります。以下では、リファラル採用でエンジニアを確保するメリットを紹介します。

採用コストを削減できる

リファラル採用は社員の人脈を活用して採用活動を進めるため、ほかの方法と比較して採用コストが抑えやすいメリットがあります。採用の成功時に発生する社員への報酬や、採用につなげるための交友費の支援などが主なコストになります。求人サービスの利用料やエージェントを使った仲介手数料などは考慮しなくて良いため、コスト削減を実現可能です。

採用のミスマッチを減らせる

リファラル採用では、事前に会社の魅力や具体的な働き方の詳細をエンジニアに伝えられる点もメリットの1つです。情報を細かく共有することで認識のズレがなくなり、採用後のミスマッチを減らせます。より確実にミスマッチを減らすために、採用前にエンジニアを会社に招待して実際の現場を見学してもらうことも可能です。

転職市場にいない人材にアプローチできる

リファラル採用は、転職に興味があるけど具体的な行動は起こしていない転職潜在層にアプローチできます。転職市場にはいない人材をターゲットにできるため、他社と競合する心配がない点もメリットです。優秀なエンジニア相手にもじっくりと時間をかけて話ができ、採用につなげられます。

リファラル採用を利用する際のデメリット

リファラル採用には多数のメリットがあると同時に、注意すべきデメリットもあります。以下では、把握しておきたいリファラル採用のデメリットを紹介します。

採用ニーズにマッチするとは限らない

リファラル採用では、社員の友人や前職の仕事仲間などがターゲットになります。交友の広さや関係性によっては、必ずしも採用ニーズを満たす人材に出会えるとは限らない点はデメリットです。事前に採用ニーズを明確にして、「社員の友人や知人だから」といった理由だけで採用しない制度作りが必要です。

報酬目当てで人材の紹介を繰り返す社員が出る可能性がある

リファラル採用のインセンティブを目当てに、自社が求めていないエンジニアも紹介する社員が出る可能性が懸念されます。事前にルールを設けて、ターゲットと異なる人材の紹介は控えるように伝えましょう。

ターゲット以外のエンジニアばかり紹介されると、不採用時の対応などの手間が増えて、採用活動の効率が低下するリスクがあります。

リファラル採用で不採用になった場合のフォローを徹底する

リファラル採用では、紹介された人材を不採用にするケースも決して珍しくありません。不採用になると社員と紹介されたエンジニアの関係が悪化するおそれもあるため、なぜ不採用になったのかを丁寧に説明して企業がフォローする必要があります。社員が自社に不満を抱かないように、不採用の場合でもリファラル採用に協力してくれた感謝を伝えるのが重要です。

リファラル採用を実施する手順

リファラル採用を実施する際には、基本となる手順の理解が必要です。以下では、リファラル採用の流れについて解説します。

1.リファラル採用におけるルールを明確にする

リファラル採用をスタートさせるには、まず基本となる大元のルールを明確に作成します。採用したいエンジニア像の確立、採用条件の明確化、紹介前の手続き方法、インセンティブの金額などを設定しましょう。

リファラル採用はいきなり会社全体で始めるのではなく、まずは小規模のチームを作って問題の発見と改善を繰り返していく方法がおすすめです。

2.リファラル採用の採用フローを決める

実際にエンジニアを紹介されたときのシミュレーションを実施し、採用フローを決めておく必要もあります。紹介を受けてからなるべく早く結論を出せるように、採用基準や決定方法はあらかじめ明確にします。

3.リファラル採用について社内で周知させる

リファラル採用について詳しく知らない社員がいることを考慮して、詳しく解説する機会を設けるのも手順に含まれます。リファラル採用の基本や実施のメリット、具体的な紹介方法などを伝えます。

リファラル採用を成功させるポイントについて

リファラル採用を成功させるには、いくつかのポイントを把握するのも重要です。以下を参考に、リファラル採用の成功につながるコツをチェックしてみてください。

リファラル採用におけるアピールポイントを共有する

リファラル採用では、エンジニアに自社のアピールポイントを伝える必要があります。そのため社員が自社の良さや入社によるメリットを正確に理解していないと、リファラル採用で興味を持ってもらえる可能性が低くなります。事前に社内でアピールポイントを考案し、共有しておくのが成功のコツです。

リファラル採用の報酬を適切に設定する

社員に積極的にリファラル採用を進めてもらうには、報酬制度の中身が重要です。報酬が少ない、もしくは魅力のない内容だと、リファラル採用に時間を割く社員は少なくなります。

逆に報酬が高すぎると、自社に利益のない人材を紹介されるなど採用活動に支障が出る可能性が懸念されます。報酬の金額や内容は何度も精査し、適切な塩梅を探る必要があります。

紹介に至るまでの情報を適切に管理する

リファラル採用を導入する際には、採用に至るまでの情報を一元管理できるシステムを活用するのもポイントです。誰がどのような人材に声をかけているのか、どの程度自社に興味を持っているのかなどを管理できれば、その後の採用をスムーズに進められます。リファラル採用全体を管理する体制作りも、成功を引き寄せるポイントです。

まとめ

リファラル採用は、エンジニア採用において重要な採用方法となっています。社員の協力を得ることで採用の幅が広がり、通常の採用活動では出会えない人材にアプローチできる可能性が高まります。リファラル採用の導入が、停滞するエンジニア採用を打破するきっかけになるケースも考えられます。

リファラル採用を実施する際には、同時に派遣エンジニアサービスの活用もおすすめです。「アイエスエフネットのITインフラエンジニア派遣サービス」なら、必要な能力を持つエンジニアをピンポイントで採用できます。リファラル採用が成功するまでの期間だけ活用したり、紹介されたエンジニアには任せられない業務を依頼したりといった、さまざまな使い方が想定されます。

この機会にリファラル採用とあわせて、アイエスエフネットのITインフラエンジニア派遣サービスでエンジニアを活用する方法も計画してみてください。

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