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ITインフラエンジニアを新卒採用するポイント|必要な準備や注意点について解説

ITインフラエンジニアが不足している現状を解決するために、新卒採用を検討するケースも増えています。しかし、新卒採用の際には「新卒でもITインフラエンジニアの仕事が務まるのか不安」「どのようなフォローが必要なのか分からない」と悩むこともあるでしょう。本記事ではITインフラエンジニアを新卒で採用する際のポイントや、注意点について解説します。

目次[非表示]

  1. 1.ITインフラエンジニアとは
    1. 1.1.サーバーやネットワークの設計・構築・運用・保守を仕事とする職業
  2. 2.ITインフラエンジニアの種類
    1. 2.1.サーバーエンジニア
    2. 2.2.ネットワークエンジニア
    3. 2.3.セキュリティエンジニア
  3. 3.ITインフラエンジニアは採用が難しいのか
  4. 4.ITインフラエンジニアは新卒でも務まるのか
    1. 4.1.スキルやモチベーション次第でITインフラエンジニアの仕事は任せられる
  5. 5.新卒のITインフラエンジニアに求められる能力
    1. 5.1.ITインフラエンジニアの仕事を理解する能力
    2. 5.2.育成カリキュラムや制度に真剣に取り組める能力
    3. 5.3.コミュニケーション能力がある
  6. 6.ITインフラエンジニアに向いている人材
    1. 6.1.突発的なトラブルにも冷静に対応できる人
    2. 6.2.IT技術・知識に関する興味が強い人
    3. 6.3.チーム内で実力を発揮できる人
  7. 7.新卒でITインフラエンジニアを採用する際のポイント
    1. 7.1.ITインフラエンジニア向けの教育制度を確立させる
    2. 7.2.職場が積極的にフォローする体制を構築する
    3. 7.3.気軽に相談できる窓口を設置する
  8. 8.ITインフラエンジニアを新卒で採用する場合の注意点
    1. 8.1.プレッシャーをかけすぎない
    2. 8.2.ビジネスマナーなど社会人の基礎も教育する
    3. 8.3.新卒ITインフラエンジニアのフォローに派遣エンジニアを活用する
  9. 9.まとめ

ITインフラエンジニアとは

ITインフラエンジニアを新卒採用する際には、その職業の特徴を改めて把握することが重要です。以下では、ITインフラエンジニアという職業についての詳細を解説します。

サーバーやネットワークの設計・構築・運用・保守を仕事とする職業

ITインフラエンジニアとは、サーバーやネットワークの設計・構築・運用・保守を仕事とする職業です。企業のITシステムの基盤を守り、障害発生時には適切な対応で解決に導くのが主な役割です。多くの企業にとって必要不可欠な職業であり、ITインフラエンジニアの安定した雇用や高いスキルを持つ人材の確保は1つの課題となり得ます。

ITインフラエンジニアの種類

ITインフラエンジニアは、いくつかの種類・職種に分類されます。以下では、ITインフラエンジニアの種類とそれぞれの特徴を紹介します。

サーバーエンジニア

サーバーエンジニアとは、自社のWebサーバーやファイルサーバーなどの保守・点検を実施する職業です。サーバーと他の機器を物理的につなぐ作業も担当するため、関連機器に対する知識も仕事上必要になります。サーバーエンジニアはほかにも、サーバーの設計・構築を担当するケースもあります。

ネットワークエンジニア

社内で使用するネットワークの設計や、安全な運用を仕事とするITインフラエンジニアです。設計書に基づいてネットワーク機器を接続し、社内のネット環境を構築する役割があります。

セキュリティエンジニア

社内におけるセキュリティ業務を専任するエンジニアであり、機密情報や顧客の個人情報の流出を防ぐのが仕事です。ネットワークや社内システムを守り、サイバー攻撃やウイルスの侵入といったリスクの排除が役割となります。

ITインフラエンジニアは採用が難しいのか

ITインフラエンジニアは一度就職した会社に根付くことが多く、流動性が低い職業です。そのため新規でITインフラエンジニアを採用しようとしても、転職市場にほとんどいないケースもあります。

優秀なITインフラエンジニアは取り合いになるため、スムーズに採用が進められない点も困難な理由です。採用しても他社と比較されてしまい、内定辞退や早期退職に至る可能性も懸念されます。安定して人材を確保しにくい状況が、ITインフラエンジニアの採用を難しくしている原因といえるでしょう。

ITインフラエンジニアは新卒でも務まるのか

ITインフラエンジニア採用の困難さを考慮して、新卒を対象に採用活動を実施することも検討されます。しかし、「新卒にITインフラエンジニアの仕事を任せられるのか?」といった疑問もあるでしょう。

スキルやモチベーション次第でITインフラエンジニアの仕事は任せられる

新卒エンジニアでも、スキルやモチベーション次第ではITインフラエンジニアの仕事を任せられます。ITインフラエンジニアについての基礎から学ぶことに抵抗がなく、モチベーションを継続できる人材であれば新卒であっても採用対象になり得ます。当然新卒エンジニアは最初からすべての仕事を担当できないため、会社全体でバックアップが必要です。

新卒のITインフラエンジニアに求められる能力

新卒をITインフラエンジニアとして採用する際には、求められる能力を把握する必要があります。以下では、ITインフラエンジニアに求められる能力について解説します。

ITインフラエンジニアの仕事を理解する能力

新卒採用時には、ITインフラエンジニアがどのような役割を担い、どういった仕事をするのか理解できている人材が求められます。自分の仕事を理解しようとしない、もしくはできないエンジニアは、スキルを身につけるのに時間がかかる可能性があります。自主的にITインフラエンジニアの仕事を学び、身につけた知識を応用する姿勢を持つ新卒エンジニアが必要です。

育成カリキュラムや制度に真剣に取り組める能力

新卒にITインフラエンジニアの仕事を任せるには、企業が積極的に育成をする必要があります。そのため育成カリキュラムや関連制度に対して真剣に向き合える能力がない新卒エンジニアは、その後の成長に期待できないでしょう。採用時に育成に関する概要を説明し、納得した上で入社できる新卒が求められます。

コミュニケーション能力がある

積極的にコミュニケーションが取れる新卒エンジニアほど、ITインフラエンジニアの仕事を任せやすい傾向にあります。分からないことや困ったことを放置せずに、誰かに自分から聞きにいける積極性があれば、その後の成長に期待できます。

ITインフラエンジニアに向いている人材

ITインフラエンジニアの業務には、向き不向きがあります。新卒採用時にはITインフラエンジニアに向いている人材を選定し、その後の定着率を高めるのもポイントです。以下では、ITインフラエンジニアに向いている人材の特徴を紹介します。

突発的なトラブルにも冷静に対応できる人

ITインフラエンジニアの仕事中には、突発的なトラブルが発生することもあります。その際に冷静かつ適切な対応ができなければ、被害が拡大する恐れがあるでしょう。普段から冷静に作業ができ、万が一の事態にも慌てずに対処できる人ほどITインフラエンジニアに向いています。

IT技術・知識に関する興味が強い人

ITインフラエンジニアとして働くには、最新の技術や知識の習得が重要となります。自ら最新の技術や知識を学ぶ意欲があり、実際にその成果を業務に活かせる人ほどITインフラエンジニアに向いています。

チーム内で実力を発揮できる人

ITインフラエンジニアとして働く際には、ほかのエンジニアとの連携も重要です。チーム内でもきちんと自分の実力を発揮でき、求められる仕事を完遂できる人材も、ITインフラエンジニアに向いているといえます。

新卒でITインフラエンジニアを採用する際のポイント

ITインフラエンジニアを新卒採用する場合、いくつかのポイントを把握する必要があります。以下では、ITインフラエンジニアの新卒採用におけるポイントを解説します。

ITインフラエンジニア向けの教育制度を確立させる

新卒のITインフラエンジニアを採用した場合、専用の教育制度を受けさせるのがポイントです。ITインフラエンジニアとして必要なスキル、働き方、心構えなどを効率良く学習させる体制を構築することで、仕事を任せるまでの時間を短縮できます。採用活動を始める前に、ITインフラエンジニアを育成するための教育制度を充実させましょう。

職場が積極的にフォローする体制を構築する

新卒エンジニアはITインフラエンジニアの仕事だけでなく、社会人生活そのものにも不慣れだと考えられます。職場にいる時間が負担とならないように、社内全体で積極的にフォローし、働きやすい環境を提供できるように努めるのもポイントです。

気軽に相談できる窓口を設置する

新卒でITインフラエンジニアを採用した際には、気軽に相談可能な窓口を設置します。人に話しにくい悩みや不安を聞き出し、具体的な支援策を考案できる環境づくりが理想です。必要に応じて上司とミーティングを実施し、新卒エンジニアが働きやすい職場環境の改善などに取り組むことも考えられます。

ITインフラエンジニアを新卒で採用する場合の注意点

ITインフラエンジニアを新卒で採用する際には、以下の注意点を意識する必要があります。

プレッシャーをかけすぎない

ITインフラエンジニアとして活躍することを期待するあまり、過度なプレッシャーをかけないように注意が必要です。周囲からすれば激励のつもりでも、新卒エンジニアにとってはその期待が心身の負担になることもあります。

プレッシャーをかける言葉を使うのは避け、不安解消や良好な人間関係の構築につながるコミュニケーションを心がけましょう。

ビジネスマナーなど社会人の基礎も教育する

ITインフラエンジニアの仕事にばかり集中していると、社会人としてのマナーが疎かになる恐れがあります。クライアントと直接話し合う機会もあるため、新卒エンジニアにはビジネスマナーなども教育する必要があるでしょう。ビジネスマナー研修なども教育のなかに取り入れ、社会人としての基礎を学習してもらうのがポイントです。

新卒ITインフラエンジニアのフォローに派遣エンジニアを活用する

新卒エンジニアを採用する場合、フォローできるITインフラエンジニアが側にいると安心して仕事を任せられます。新卒エンジニアが独り立ちするまでの期間、派遣エンジニアを採用して教育とフォローを任せることも考えられるでしょう。

まとめ

新卒採用は、ITインフラエンジニア不足の解消につながる手法の1つです。教育制度やフォロー体制を整えた上で、新卒エンジニアを活用する方法を社内に構築することが検討されます。

新卒エンジニアのスムーズな育成と、ITインフラ業務のフォローを実践するには、専任のエンジニアの採用も検討されます。「アイエスエフネットのITインフラエンジニア派遣サービス」なら、社内のITインフラ業務を担当しつつ、新卒エンジニアの教育・フォローの対応が可能な人材を派遣できます。この機会にアイエスエフネットのITインフラエンジニア派遣サービスを活用し、新卒エンジニアの採用とあわせてエンジニアの確保を進めてみるのがおすすめです。

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アイエスエフネット編集部
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